VW フォルクスワーゲン スィング クラッシックカー ディーラーズ

VW フォルクスワーゲン スィング クラッシックカー ディーラーズ

マイクは、アメリカ、カリフォルニアのガレージ拠点から、オレゴンの車の売主のところに2−3時間のドライブでたどり着いた。

今回の車は、ビートルをベースにした、軍用車のスィング。

売り手はかなりの強気で、無理に売らなくて良いから、8000ドルの売値からは、一切ディスカウントをしないと言う。

プロのカーディーラーであるマイクもたじたじで、珍しく、売値の交渉で値下げをせずに、売り手の言い値の8000ドルで購入してしまう。

この車は、見た目にはあまり問題がなかったが、運転していると、街中で突然エンストしてしまうという致命的な故障があり、メカニックのエドは、まず、そこから修理に取り掛かる。

この時代のビートルは空冷エンジンであるため、冷却装置としてのラジエターが無いため、エンジンを車体から取り外し、エンジンスタンドにエンジンをつるしたまま、エンジンを点火することにした。

イグニションを点検したものの、問題は見つからず、次のステップとして燃料供給システムのチェックを行った。

ディストリビューターをチェックしたところ、サビがあったので、ポイントレスのパーツに交換。

そして、オートチョークの確認。エンジンをかけ、12Vの電流が流れると、バイメタルを温めることにより、バイメタルが開く。バイメタルを温めチョーク面が開けば、エンジンが温まる証拠になる。

そして、エンジン点火のタイミングを調整するため、ディストリビューターを合わせていく。

キャプレターとの間の緩衝器が上手く機能しないことが、エンストの原因になっているとのエドの見立てで点検を進めていく。

エンストの原因は、エキゾーストにもあったようだが、VWに詳しいエドは着々と修理を進めて、エンジンのトラブルを難なく解決。流石としか言いようがない。

次にブレーキの不具合を直す。そして、車のブレーキはドラムブレーキで制動力が弱いため、ディスクブレーキを入れることにした。理想的なアップグレードだと思う。ドラム式では心もとないし、フェード現象を予防することでリスクを回避できる。

ブレーキ液も当然交換する。ディスクブレーキのセットはドイツ製で2000ドルと安くはないが、売値に転嫁できれば問題ないとの判断が為された。もともとは、カルマンギア用のものをスィング用にモディファイしたキットだ。

外見上は、ディスクブレーキに交換したことは分からないが、安全性は大幅に高まった。

ヒーターも故障していた。サーモスタットをチェックした。100ドルのドイツ製パーツを交換したが、問題は解決せず、さらなる点検を進めていく。ヒーターにガゾリンを送るポンプが作動していないことが判明したので、ポンプを購入し、機能するかをチェックし、ついに直った。



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