いじめと不登校 その4

前回、”その3”では、息子が中学でいじめに遭い、担任教師に相談をしたところまでの話だった。

教師に相談をするにあたっては、あらかじめ、努めて、理性的に話を進めることにしていた。教師とはいっても、昔の教師とは異なり、サラリーマン意識の高い人たちも多いだろうと見積もった。

サラリーマンなのだから、自分の上司であるところの学年主任、副校長や校長、そして教育委員会からの評価は、教師によっては、子供たちより重要な位置付けになっていることもあり得るだろうと。

学校側の責任感の欠如などを追及すれば、教師なり学校、場合によっては、その上に君臨している教育委員会を敵にまわすことになるので、息子の為にも、それは避けたかった。

ということで、話の冒頭では、まず、私の方から、教師に対する感謝のことばと、労い、そして、教師に対する敬意を表明することから始めることにした。

そして、それは成功したと感じている。教師を味方につけるという意味あいにおいて。

その教師とは初対面であったが、その風采は、教師というイメージからは程遠いものだった。おそらく、街中ですれ違えば、どこかのチンピラかと思うようなものだった。

意図的に、そのような風采をしているのではないかと思うほどだ。確かに、その中学では、問題が少なからず起きていて、暴力沙汰や、以前には、教室で生徒が教師にカッターナイフをつきつけたとの噂が流れたほどである。

そのような事態を抑止するためには、一見暴力団の組員ぐらいに見えるような、出で立ちの方が、力を持て余している中学生には丁度いいのかも知れない。

まずは、自分としては、学校の方針を尊重し、先生の考え方や学級運営には信頼を置いていますというところを確認しつつ、先生の善処を促すというスタンスを取った。

幸い、その教師は、問題の解決に協力的な姿勢を見せ、効果的な手段を講じることを約束してくれたので、一旦、それを信じ、期待していますということで、話を終えた。

息子をいじめているHは、複雑な家庭環境に置かれていて、その性格は、極めて特異であるということは、以前から聞いていたので、教師に相談しても一筋縄では、解決しないだろうということは、分かっていたが、やがて、それが現実のものとなった。

Hは、小学校の頃から、度々他の生徒とも問題を起こしていたが、小学校のときの担任教師は指導力があったため、それほど大きな問題には発展していなかったが、無理やり押さえ込まれていたこともあって、それが中学でコントロール出来ない状況になってきた可能性も否定できない。

そして、2学期になり、息子は不登校となり、自分の予想が的中したことを知ることとなった。

この続きは、また次回に。

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