健康のエッセンスとは?

健康を保つためのエッセンス、大切な要素を考えていきたい。

健康に関する情報は、ネット、書籍など、巷にあふれている。
それだけ、人の関心が高く、重要性が高い証拠である。

考えてみれば、大きな病気をしたことがなくても、その大事さは分かること。
何故なら、健康は、すべて人間の生活の営みの基本であって、それ無くしては、仕事も趣味も家族や友人との関係も成立しなかったり、影響が出るからである。

兎角、風邪もひくことなく頑強な体である人、大きな病気をしたことがない人は、健康であることが当たり前なので、その有り難さが分からないという人もいる。

私は、その点、風邪も毎年恒例のほうにひくし、何時間にもわたる外科手術を受けて、2ヶ月以上入院をしたことがあるので、健康の大切さは骨身にしみているので、普段の生活でも努めて、体調には気を配っている。

では、健康を保つために重要な点は、どのようなことが考えられるだろうか。
これは、よく言われていることで、よく知られていることではあるが、十分な睡眠と休息、栄養バランスのとれた食事、そして運動の3つに大別される。

まず、睡眠と休息について。
質の良い睡眠については諸説あるが、まずは、睡眠時間の長さには、個人差がある。ショート・スリーパーといって、短い睡眠時間が合っている人。4時間くらい寝ただけでも、十分休息が出来て、疲れが取れる人たちだ。ナポレオン・ボナパルト、トーマス・エジソンは、ショート・スリーパーだった。しかし、一般的な人たちは、大体、6時間から8時間の範囲で、多くの人たちが、この時間帯の睡眠時間に当てはまる。この後述するロング・スリーパーとショート・スリーパーの間の人たちは、ミドル・スリーパーであるが、バリュアブル・スリーパーとも言われるが、トレーニングで睡眠時間をバリュアブル(変更できる)のである。

なかには、逆に、アインシュタインのように、10時間以上の睡眠時間を確保しないと十分な休息がとれないようなロング・スリーパーであったレアなケースもあり、一概には言えない。アインシュタインは、長い睡眠時間をを取るために自室にカギをかけて寝ていたようである。

このように、睡眠時間は人により異なり、3つのタイプに大きく分けられるわけだが、健康な体を維持するために睡眠を取る時間帯については、共通な認識が持たれている。

それは、午後10時から、夜中の午前2時までの4時間において、質の良い睡眠時間を取ることが、健康には必要であるとの結論だ。その理由は、その時間帯に成長ホルモンが分泌されるからである。成長ホルモンは、青年期特有のものというイメージがあるが、実際には、損傷した細胞を直し、疲れを取る働きがあるからだ。

成長ホルモンが正常に働く睡眠環境を整えれば、ガンやその他の疾病を予防することにつながるわけで、健康を維持するためには、必要不可欠といっても過言ではない。

健康の観点からだけでなく、女性の美容においても、この成長ホルモンは大変有効な働きをしていて、紫外線によるシミやシワを直してくれている。

また、質の良い睡眠は、受験勉強をしている学生にも必須のもので、脳の疲労回復、神経細胞の修復、そして、集中力のもととなる意志力の回復も助ける。

しかし、一方で、夜10時には、深い眠りについていて、朝6時には起床するということになれば、早寝早起きを実行し、日常的に継続しなければならないことになるが、それを実現するには、障害も考えられる。

現代では、仕事も残業が多く、夜型の人も多いはず。様々のストレスでなかなか、夜10時のような早い時間帯に眠りにつくことに困難さを覚えることは少なくないはずである。

早寝早起きの習慣づけを助けるものとしては、メラトニンの存在が挙げられる。
メラトニンは、左脳と右脳の間にある、松果体から、体内時計を調整するホルモンとして分泌される。

メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれ、太陽光を受けると減り、脳が目覚め、その後、15~6時間後にまた、分泌が始まる。この眠りのホルモンが出ると、自然に眠くなる仕組みになっているのだ。

計算すると、午後10時就寝たい場合、朝6時(8時間睡眠の場合)には太陽光を浴びる必要があることになる。

不眠でお悩みの方は多いと思うが、夜眠くなるのを助けるためには、体内時計をリセット(夜型から朝型へ)することが必要で、その体内時計をコントロールしているのがメラトニンであるのだ。

朝の目覚めを自然な形にするためには、遮光カーテンをやめて、太陽光が朝方に入りやすいレースのカーテンにすることをお勧めしたい。外が、夜から朝にかけて次第に明るくなっていくのに合わせ、それを体が感じながら、ゆっくりと目が覚めていき、爽快な感じで起床することができるからである。

そして、起床後に5分という短い時間ではあるが、直接太陽の光を浴びることによって不眠が解消すると言われている。人間の体調のリズムを制御しているのが、体内時計であり、体内時計をコントロールしているのが、太陽の光なのである。

これは、漢方の世界で有名な人(堀江昭佳)が『血流がすべて解決する』サンマーク出版の本の中で書いていることだが、貧血=鉄不足があるとメラトニンそのものがつくられなくなるとのこと。そして、更に、鉄不足になるとセロトニンがつくられなくなってしまうとのこと。

メラトニンは、セロトニンからつくられている。
このため、セロトニン不足は、メラトニン不足に直結する。

貧血でうつや不眠が起きる原因は、鉄不足に因るものだと言われている。

血が不足している人の中には、夜になると、気持ちが落ち込んだり、うす気味になったりする人が多い。
これは、鉄不足により、セロトニンの分泌が十分な量に達しないために、夜にメラトニンがつくられると、その分、セロトニンの量が『うつ』気味になるまで減ってしまうことが理由なのではないかということが専門家により、指摘されている。

セロトニンの原料は、大豆や動物性たんぱく質に含有されているトリプトファンという物質。

睡眠の質を上げるには、就寝する1時間前には照明を暗くすること。強い光が目に入ると、松果体が昼間であると誤認して、メラトニンの分泌をしなくなるからだ。

最近は、スマホは、四六時中手放せないツールとして生活の中で位置づけられているが、床に就く2時間前から、ブルーライトを発する、スマホ、タブレット、パソコン、そして、テレビの画面は見ないようにして、松果体が睡眠に必要なメラトニンを分泌しやすい睡眠環境を整えることが肝要である。

寝る1時間前にお風呂に入ることが、快眠になるには有効的である。
入浴すると、身体が温まり、体温が上昇して、その後、段々体温が下降するにつれ眠くなる働きが促進される。
体温が下がるときに布団に入ると、自然と眠くなるという仕掛けである。

このように、就寝2-3時間前に夕食を済ませ、お風呂に入り1時間ほど休む。その間は、テレビを観たり、ブルーライトを浴びるようなツールの使用は控えるという流れが、睡眠のクオリティを高めることに繋がるのである。

健康を保つための必須要素の2つ目は、バランスの取れた食事である。
偏った食事は、病気に罹りやすいことは言うまでもないことである。

また、どのような栄養素をどのようなバランスで普段の食事でとるべきかということについては、様々なことが言われている。

栄養素といっても、野菜の栄養素の中には、未だ発見されていないものもあるだろう。

色々な栄養学の情報が出回っているなかで、私自身がカルチャーショックを受けた考え方がある。
それは、『病気にならない生き方』というベストセラー本の著者、新谷弘美氏が推奨している酵素を節約する食事方法である。

酵素という物質は、人間も含めた生物が生まれつき保持しているもので、生き物が活動する中で、生まれつき持っている酵素を少しづつ消費していき、その酵素を使い切ったときに、命が尽きて、死に至る。

そのため、如何に、自分が生まれつき持っている酵素を無駄使いしないよう、普段の生活と食事をすれば良いかが
新谷氏の本には著述されているので、私としては、皆さんに一読をお勧めしたい。

食事を取る数時間前に水1リットル飲むことで、ご飯を食べるときに、消化液が十分でるようにして、酵素を節約する。

肉はほとんど食べない。

野菜に酵素が含まれているので、食事をするときには、ほかの物を食べる前に十分野菜を食べてから、食べるようにすれば、体内の酵素の節約につながり、酵素を体の悪いところを直すことに用いることができるというもの。

食物は口に入れて20回以上噛むことによって、胃に食物が達するまでに、消化しやすいように変化しているので、良く咀嚼することは、これも、酵素の無駄使いを回避できるというもの。

また、食べ過ぎないようにすることも、酵素の消費を抑えるためには必要だ。
よく長生きする人が、テレビなどのインタビューで、長生きするコツを聞かれ、食事は腹七分目、六分目にするのが良いということを聞いたことがある。腹八分というのはよく聞くが、長生きする人は、それ以上に食事の量が少ないということだろう。

あまり食べない人の体に起こっていることは、酵素の節約という面だけでなく、サーチュイン遺伝子も関わっているようである。当該遺伝子は、長寿遺伝子と言われるだけでなく、抗老化遺伝子とも言われ、女性の美容という観点からも、注目を浴びているものだ。

サーチュイン遺伝子の仕組みは、MIT(米国マサチューセッツ工科大学)のレオナルド・ガレンテが率いる研究チームが1999年に発見した。

この遺伝子は、飢餓やカロリー摂取を少なくすることで活性することが知られているが、食事の量をあまりとらない、腹六分目くらいにしている人たちは、酵素の節約とともに、このサーチュイン遺伝子を活性させる食生活で、相乗的に、長寿になっていることになる。

しかし、食べることを楽しみにしている人は多いと思う。聖書の旧約にある伝道者の書には、このような1節がある。『人は食べて飲んで楽しむ以外に、この地上の生活で良いものはない。』と。

だから、食べることは、人生の大きな楽しみの1つであって、それを制限して、少し長生きになったとしても、それが、その人にとって良いことなのかどうなのかを判断することは難しいと私は思う。

イタリア人は、それほど長生きしているように見えないが、WHO(世界保健機関)の2015年の統計を見ると、平均寿命(男女混合)では、世界ランク6位の82.7歳だが、日本の83.7歳と然程大きな差は無い。

イタリア人は、言うまでもなく、食を大切にする国民だ。パスタに、プロシュート、チーズにワイン、パンナコッタなどに代表されるデザートと、どれもこれも世界的に愛されている、おいしいものばかり。

食事の量も半端なく多い。イタリアのレストランでコース料理を頼めば、前菜にはじまり、パスタ。パスタは場合によっては、2種類出てくる。日本人の胃袋のサイズからすると、このパスタを食べ終えた段階で満腹になる。しかし、そんな期待をよそに、容赦なくメインディシュの肉が出てくる。それをどうにか、お腹に収めても、今度は、給仕がデザートを奨めてくる。デザートを断ると、なんで頼まないのだという、不思議な顔をされる。でも、お腹はとてもしんどい。

こんな食べ方をしていれば、当然お腹は出てくるし、だるまみたいな格好になる。
でも、彼らは、本当に食事を自分たちの生活の中で、とても大事な位置付けにしている。家族や友人と食卓を囲み、美味しいものをたらふく食べて、陽気にワインを飲みながら、談笑し、カンツォーネを歌い、人生を楽しむ。
こんな、イタリア人の生活が、とても楽しそうに映るのは、私だけではないのではないだろうか。

イタリア人のそんな食生活は、先述したような酵素を節約するものでは決してないが、日本と殆ど差がない、80歳以上の高寿命を維持している理由は、人生を、食事を楽しむことが、ストレス社会のなかで、ストレスを大きく軽減しているからではないかと、私は考えてみた。

皆さんは、どちらを選ぶのだろう。

最後に、健康のエッセンスの1つである運動。

もう、私は定期的にジムに行ってる、とか、マラソンしたり、テニスやバレーボールをしてるから大丈夫だという人も多いのではないだろうか。

でも、もし、今特に、定期的にエクササイズはしていないということであったら、私は迷わず、ウォーキングをお勧めしたい。

歩くことであれば、普段誰でもしていることだと思う。通勤や通学、買い物などのときに距離の長さに違いこそあれ、歩くことは日常生活のなかに普通にあることだからだ。

ウォーキングは、有酸素運動で体に良いし、外を天気の良い日に歩けば、気分転換になり、心身の健康につながる。昼間に太陽光を浴びることは、前述したように、睡眠の観点からも大変有効である。

もう1つ、お勧めの運動は、簡単な筋力トレーニングである。
スクワットは、続けると筋肉を大きくし、体の代謝を上げるので、もし食べ過ぎたときに行うと、カロリーの消費を助けてくれるので、肥満防止にもなるし、メタボで、お腹まわりが気になる方にも効果が見込めるので、良いかと思う。

 

 

タイトルとURLをコピーしました