いじめと不登校 その7

前回の記事、“その6”では、戦後の、地方の義務教育制度と、それを踏まえた上で、自分の子供を守るために、学校側に相談する前に、どのような接触の仕方を取るべきかを綴ってみた。

まずは、クラスで起きた問題であれば、どのようにクラス担任に相談すべきか、より深刻な問題の場合、どのような点に注意すべきかを述べた。

最初に相談する際、まだ、問題がそれほど深刻でない場合は、たとえ、クラス担任に責任感が不足していたり、明らかなクラスの監督不足であったとしても、責任追及をするのではなく、クラスの担任を自分の味方につけるような言い方が良いのではないかと思う。

クラス担任は、教師である、公僕なのだから、我々市民としては、その教師が中立性を保つこと、公正を期すること、どのようなことがあっても子供が教育を受ける権利を守ることは当然で当たり前だと考えがちだが、教師も人間であるし、教師になったいきさつ、仕事観、物事の価値観は多様で、市民としての理想的な学校運営のイメージを、そのような様々なバックグラウンドを持った教師と共有することは、おそらくは、簡単ではないからである。

なので、味方になってもらうためには、教師の学校での立場を尊重することからはじめ、学校側の対応力の限界に対する理解を示し、問題を起こしている生徒に先生としての影響力を行使してむらうためのインセンティブをまずは、積み上げることが必要だと思う。

問題を起こしている生徒の大半は、家庭や、家族、育った環境が過酷な状況に身を置いていたことに起因すると言われている。そのことについては、やはり、限られた学校生活の期間、学校の時間の中では、教師なり学校が対応出来ることには、限界があることを示しているのであって、問題のすべての責任を学校に押し付けることは無理があると考える。

問題を起こした生徒の家庭環境を、知り合いの保護者や、学校から聴取して、話をする余地が多少なりともありそうであれば、その生徒の親に話をするというのも問題解決手段の1つとして考えられる。しかし、問題を起こす生徒の親は、被害者側の親の言い分を全く意に介さない、却って、加害者の子供を擁護して、被害者側に責任を転嫁してくるようなことも少なからずあるということも想定する必要があるかもしれない。

加害者生徒の親が話が分かる人物で、子供を叱責して影響力を行使できる環境であれば幸いではあるのだが。

隣人のご子息は、中学でいじめを受けたので、そこの父親が加害者側の家に怒鳴り込んで、そのあとは、いじめが収まったようなケースもあるので、場合と状況を勘案の上、加害者側の親に申し入れを行うというのもありかと思う。

しかし、その父親いわく、当初、そのいじめが発覚したときに、学校に相談したが、その対処に及び腰でまったく、問題解決に取り組む斗いう姿勢が見られなかったことに郷を煮やして、やむを得なく、怒鳴り込むという手段をとらざるを得なかったという話であったことを付記しておきたい。

このことを聞いていたため、息子に対するいじめがあったとき、その同じ中学に相談する際には、気をつけて学校側に働きかけをしなければならないと思ったのであった。

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