おぎやはぎの愛車遍歴で紹介された、哀川翔が以前所有していた、ダッジ ラムのフルサイズのバン。
ダッジは、あまり、日本では見ないが、このダッジ ラムのフルサイズのバンは、街中でも時折見かけることがあるのではないかと思う。
このラムは、アメリカの商業車用として製造されたものあるが、この圧倒的な室内スペースのため、日本でも人気がある。全長も長いので、サーファーでロングボードをやっている人たちにも人気があるし、哀川翔のように大家族で、仕事は車で長距離を移動するような人にも根強い支持がある。
全長は、5.3メートルに及ぶ。これなら、サーフィン行くにも、ロングボードを乗せ、かつ大人数でビーチに出かけることができる。高さも2メートル超えなので、ヘッドクリアランス、足元の広さはゆったりしている。
車幅も2メートル以上で、狭い道路事情での取り回しや、立体駐車場は無理でも、遠出においては、5.2リッターエンジンのトルクとパワーは、余裕のある走りと、疲れを感じさせない、ロング・ドライブには、うってつけだ。最高出力は225馬力に達する。
哀川翔いわく、東京から、名古屋や大阪までの距離のドライブであれば、余裕で走破できる快適性を保持しているとのことだ。
このビッグ・サイズのバンにしては、やや重量の軽い2.3トンになっているが、多少、燃費性能向上のため、軽量化が図られているのだろう。
センター ウォークスルーで、左右のシートの間にスペースがあるので、走行中は安全のため、お薦めできないが、シート間を移動しやすい構造となっているため、家族や、友達と大人数で移動するときには、コミュニケーションが取りやすく、楽しい時間が過ごせると思う。
シボレーのアストロやサファリもそうだが、内装をコンバージョンしているものもある。アメリカのヨットの内装を手掛けるような会社が、ダッシュボードや内装ピラーにウッドや淡い光のライトを施し、シートをレザーにしたり、天井のライトを豪華にしたりして、よりゴージャスな車内空間を演出しているバージョンもあるので、好きな方にはお薦めだ。
広いアメリカ大陸を縦走し、長い移動距離をくつろげる車内にしている。
アウトドア好きであれば、内装やシートを変更して、寝台をつくったり、ミニキッチンを付帯させて、ホテルやモーテルのないようなところでも、好きな場所で寝泊まりできるように改良しているオーナーもいて、いろいろな楽しみ方ができるのも、このダッジ ラムの大きな魅力となっている。
こんな、でかい、フルサイズのバンで私もいつか、アメリカ大陸を走破してみたいと思っている。果てしない地平線に向かって、V8エンジンの鼓動を感じながら。